レビュー的なものを書くブログ

とにかくレビュー的なものを綴ります。おそらく本、ゲーム辺りが多くなるのかな。完全に自己満なブログなので、内容はあしからず。1週間に1回くらい更新できたらいいな(願望)。ネタバレは極力しないように意識しています。※当サイトはAmazonアソシエイトリンクを使用しています。

「転生した大聖女は、聖女であることをひた隠す」 レビュー的紹介

ども。

今回は「転生した大聖女は、聖女であることをひた隠す」について簡単に紹介します。

転生した大聖女は、聖女であることをひた隠す1 (アース・スターノベル)

こちらの作品、1巻がなんとプライムリーディング対象です。

つまり、Amazon Prime会員なら無料で読めます。

騙されたと思って1巻だけでも読んでみてください。本当に面白いです。

もうこの後に続く記事は読まなくてもいいので、マジで読んでみてほしい。

 

同世界転生というポイント

異世界転生という設定が蔓延る現代ラノベ・アニメ業界。

もうありふれ過ぎて、異世界転生じゃない作品を探す方が難しいんじゃねえのってくらい目にします。

本作は「転生モノ」ですが「異世界転生」ではありません。

「同じ世界に転生」しています。

異世界転生が嫌いじゃ無いけど食傷気味なので、その点は個人的に推せるポイントでした。

主人公の前世は「伝説の大聖女」(あらすじ)

【kindle限定オリジナルイラスト付】転生した大聖女は、聖女であることをひた隠す 【コミック版】 2 A Tale of The Great Saint (アース・スターコミックス)

(下記は物語プロローグのネタバレを含みます)

騎士の家系に生まれた主人公・フィーナ。

当たり前のように幼い頃から騎士を目指し努力してきましたが、その才能は皆無

兄・姉は有能な騎士なのに、フィーナは誰よりも弱く、騎士として一切期待されずに育ちました。家族から存在を無視されるレベルで。

とはいえ年を重ねた彼女は、騎士になるための試練的なもののため、森へ出向きます。

その際に最強と謳われる「黒龍」に遭遇してしまったのです。

殺されかけた刹那、さながら走馬灯のように前世の記憶を取り戻し「自分が大聖女だった」ということを自覚。

全損した腕を「再生」し、傷ついていた黒龍も一瞬で全回復。

命を救われた黒龍に感謝され、完全調伏・使役することに成功してしまいます。

最弱レベルの弱さだったフィーナが「大聖女の力」に加え「黒龍」を使役したことで、姉以外誰の目にも留められなかった彼女の人生は大きく変貌していくのでした。

 

主人公:フィーナはちょっと抜けてる天然聖女様

転生した大聖女は、聖女であることをひた隠す4【kindle限定オリジナルSS付】 (アース・スターノベル)

本作においてフィーナはめちゃくちゃ人気者になります。

その理由は彼女の天然で、天真爛漫で、どこか抜けていて放っておけない性格も大きな要因ですが、それに加え元来「カリスマ性」が備わっているからでしょう。

大聖女だった前世は国の中枢に近い存在であり、騎士や国民のことを第一に考え行動していました。

その思考回路や行動理念は一般の騎士とは異なり「支配者」に立つ人間のもの。

だからこそ、騎士団の団長や実力者たちから知らず知らずの内に興味を抱かれ、懐かれてしまうのです。しかも、目上の立場の人たちにも臆さずに物を言います。

これは一抹の騎士としては有り得ないこと(光栄)なのに、その凄さを自覚せず、ひけらかさないのも彼女の大きな魅力です。

と同時に「天然で抜けている」ことが表れているといえるかもしれませんね。

 

魔法や聖女が余りに弱くなってしまった世界

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フィーナは元々大聖女でした。

聖女自体は現代の世界にも存在していますが、その力はフィーナの時代と比較すると、信じられないほどに弱く、小さく、頼りないもの。

それはつまり、フィーナの力は現代世界において余りにも強大過ぎるということ。

「聖女であることをひた隠す」ためにフィーナ的には超弱い魔法を使ったつもりでも、現代においてはそれが「伝説」や「奇跡」と呼ぶに相応しいレベルのものなのです。

この辺りのギャップも本作の面白いポイントですね。

 

テンポよく話が進むので、あっという間

転生した大聖女は、聖女であることをひた隠す3【kindle限定オリジナルSS付】 (アース・スターノベル)

元々なろう小説ということもあってか、本作はめちゃくちゃテンポがいいです。

かといって端折り過ぎず、章が細かく分かれているわけでもありません。

変に間延びさせることなく、本筋をしっかりと追うことができます。

また、メインは主人公・フィーナの一人称視点ですが、章によっては各キャラクター視点に切り替わるのもポイント。

フィーナをなぜ信奉してしまったのかなど、細かい心情まで知ることができます。

 

一気に最新の5巻まで読破してしまった

いやあ、Prime Readingで無料だからってなんとなく1巻を読んでみたんですが、気がついたら5巻まであっという間に読み終えてしまいました。

結局2巻以降を普通に購入しているので、まんまとAmazonの手口に引っかかったということですかね。悔しい。

でもこれだけ面白い作品に巡り会えたのは素直に感謝。6巻以降もめちゃ楽しみだ。

 

ちなみにこの作品、コミカライズもされてます↓

ちょっと読んでみましたが、小説版に負けず劣らず面白いです。

小説はちょっと…という方は、ぜひコミック版で読んでみてください。

久しぶりに、めちゃくちゃ面白いなと思えるラノベに出会えました。

 

今回も最後まで読んでくださってありがとうございました。

では、次回。