レビュー的なものを書くブログ

とにかくレビュー的なものを綴ります。おそらく本、ゲーム辺りが多くなるのかな。完全に自己満なブログなので、内容はあしからず。1週間に1回くらい更新できたらいいな(願望)。ネタバレは極力しないように意識しています。※当サイトはAmazonアソシエイトリンクを使用しています。

第14回 小説版 Wake Up, Girls! それぞれの姿

こんにちは。

今回は久しぶりにオタオタします。

小説版 Wake Up, Girls! それぞれの姿

のご紹介です。

小説版 Wake Up, Girls! それぞれの姿

 

さて、まず皆さんはWake Up, Girls!(以下、WUG)をご存知でしょうか。

色んな意味で有名だとは思いますが、

「知ってはいるけど見たことない」

って方が多いんじゃないかと思います。

私もその内の一人でした。

だったのですが、一昨年。

アニサマ2015の3日目に参加したんですが、そこで初めて生のWUGに出会ったんです。

 

曲は「少女交響曲

 

2015年の冬に公開が予定されていた劇場版前編の主題歌なんですが、

この曲、もうイントロから感動してしまって。

これは見るしかない。

そう決意しました。

 

少女交響曲

少女交響曲

イントロが聞けるかなと思って貼ったんですが、サビでしたね。

サビももちろん好きですけど、ちょっと悲しい。

もっと言うとイントロ前のキャストさんたちの掛け合いから感動してました。はい。

 

といっても、結局見たのはそれから1年が経過した2016年の秋頃になってしまったんですが、

一気に劇場版3作とアニメ本編を視聴しました。

もう、本当に素晴らしいコンテンツです。

 

本当はアニメ、声優さんたちについても書きたい所ですが、

今回はあくまで小説版のご紹介。

ここから本題に入りたいと思います。

 

まず、時系列的なことですが。

小説冒頭のシーンは、アニメ1期の終了直後からのスタートとなります。

つまり、劇場版2作目「青春の影」直前ですかね。

といっても、そのシーンが描かれるのは一瞬で。

そのあとメンバーそれぞれがWUGに入ったきっかけが語られますので、そちらがメインの内容となっています。

 

1人1人の1人称視点で語られるため、モノローグで想いを知れてイイ。

 

また、それぞれが短編で綴られている為、サクッと読めます。

だけど、内容はてんこ盛り。

こんな気持ちでいたんだ…こんな風に思ってたんだ…

っていうのを知れるので、新たな発見が多いと思いますよ。

アニメ自体割りと駆け足で物語が展開されていたので、そういった意味では、各キャラに注目してみんなのことを更に良く知れる。

そんな作品でした。

 

個人的には、やはりよっぴーがリーダーで。

かやたんが副リーダーっていうのが最もこのユニットにピタリとハマっていて。

この二人がメンバーみんなのことをどんな風に気遣い、気にかけているのかが物凄くよくわかって良かったですね

 

元々、安易にセンターのまゆしぃがリーダーでないっていうWUGのカタチが凄く好きなんですよね。

それもあって、よっぴーとかやたんの話はとても心に響きました

 

と、いうことで

WUGのアニメ、劇場版だけは見てるけどまだ読んだことないって方、WUGちゃんのことが好きならば絶対に読んだ方がイイです。

それだけ強くオススメできる作品でしたよ。

 

逆に言うと、WUGのアニメも映画も見てないって方には少し楽しみにくいのかもな、という印象も受けましたので、ご注意を。

読み物としてはすごく読みやすいので、そこは安心してください。

 

って感じでした。

WUGの新作アニメ制作も決定しておりますので、今はまだあまり知らない方も、それまでにアニメや劇場版、ノベライズを読んで備えるのもいいのではないでしょうか?

という感じでまとめます。

 

ちょっと書きすぎた…?

以上です。

 

 

第13回 銀翼のイカロス

こんばんは。

今回もかよ

って感じかもしれません。

今回は前回に引き続き池井戸潤著、銀翼のイカロスです

 

銀翼のイカロス

 

引き続きの時点で察してくださるかと思います。

そう、半沢直樹シリーズの第4巻にあたります。

前回ご紹介したロスジェネの逆襲は第3巻でしたので、その続きですね。

もうタイトルからワクワクですよ、こんなの。カッコよすぎるでしょう。銀翼のイカロスって。

いろいろと半沢直樹シリーズに関してはこの前書きましたので、そちらをご参照下さい

第12回 ロスジェネの逆襲 - レビュー的なものを書くブログ

上の記事を書いてから日がほとんど経っていませんね。

ロスジェネを読み終わって速攻銀翼のイカロス買いました。

もうとにかく読みたくて仕方がなかった。

 

さて、この作品。

前回のラストで主人公である半沢直樹が東京中央銀行営業第二部へ出戻りという人事が発令されて終わった、その直後からとなっています(ネタバレ防止のため白字にしました)

 

今回は今までと異なっていて、「政府」が大きく物語に関わってきます。

その政府や、行内での旧T vs 旧Sの様相が前回同様テンポ良く、痛快に表現されているため、ちびちびとではなく一気に読みたい作品です。

 

度々半沢直樹シリーズでは旧Tと旧Sの確執、派閥意識、対抗心、プライドが描かれてきましたが、今回はそれがより一層…色濃く。

言い方を変えれば、ドロドロとした雰囲気が伝わってくる書かれ方がされています。

 

そんな部分も最後にはスッキリとまとめていて、後味の良いラストでした。

勿論お馴染みの、半沢の逆転劇、論破シーンもありますよ!

呼んでいていつもの如く、とても気持ちが良い…!

 

物語自体はこれで完結なのかも。

とも思える結末の迎え方ですので、続編が出るか出ないかがものすごく気になります。

個人的には大好きなシリーズですのでまだまだ読みたいんですけどね…。

 

また、おそらくファンも多いと思われる黒崎が再び登場しますので、そこも大きな見所かもしれませんね。

なおさらドラマで見たい!()

 

 

なんかロスジェネからの経過した日が浅すぎて、このレビュー自体が上手く書けておらず申し訳ないのですが、とにかく面白いということだけをお伝えしたいです。

少なくとも半沢直樹シリーズが好きな方ならば、間違いなく楽しめると思います。

ただ、こちらの作品はまだ新書でしか出版されていないため、少しお値段は張ってしまいますが…。

それでも約1,600円を払う価値は、十二分にあると思います。

中古という手もありますしね。

ドラマしか見ていない方にもロスジェネの逆襲と合わせて是非呼んで欲しいです。

 

次回は久しぶりに、

オタオタな某アイドルグループのノベライズ作品をご紹介するつもりです。

では次回。

 

 

銀翼のイカロス

銀翼のイカロス

 
オレたちバブル入行組 (文春文庫)

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オレたち花のバブル組 (文春文庫)

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ロスジェネの逆襲 (文春文庫)

ロスジェネの逆襲 (文春文庫)

 

第12回 ロスジェネの逆襲

こんばんは。

今回も今までとは若干毛色が異なります。

 

池井戸潤著、「ロスジェネの逆襲」の紹介となります。

 

ロスジェネの逆襲 (文春文庫)

 

さて、今は文庫版が発売されているこの作品。

3年くらい前に異例の大ヒットを記録した、ドラマ半沢直樹シリーズの小説第三巻です。

私が購入したのは3〜4年ほど前なのですが、冒頭だけ読んで完全に積み本と化しており、久しぶりに頭から読み始めたら一気に読破してしまいました。

 

実は私は、半沢直樹のドラマ自体は所々しか見ていません。

しかし、原作である小説版は1巻、2巻ともに読破済みです。

ドラマではラストシーンで半沢が出向されて終わります。

このロスジェネの逆襲は、その出向された直後が舞台となっているため、ドラマだけしか見ていない方、小説だけの方でも楽しめるのかな、と思いました。

 

 

原作小説の1巻2巻は銀行が舞台ということもあり、銀行絡みの専門用語が数多く頻出していました。

正直、簿記でもかじっている人でもないと読むのが大変だったり、言っている意味がサッパリわからない!という状態に陥ってしまうケースもあったのかと思います。

幸い私は簿記の勉強をしていたため、ある程度の理解はできたのですが、それでも読みながら疲れを感じていました。

 

しかしこのロスジェネの逆襲。

そういった用語はあまり出てきません。

終盤で少し出てきたかな。という印象。

さて、内容は。

半沢の出向先↓

東京セントラル証券という証券会社

vs

東京中央銀行

↑半沢が出向前に所属していた

 

という構造で。

とある企業の買収合戦といえるかもしれません。

 

タイトルにある通り、ロスジェネ…つまり「ロストジェネレーション世代」であったり、半沢の世代であるバブル世代等、「世代」も一つの大きなテーマとなっています。

 さてさて、半沢直樹といえばお馴染み

倍返しだ!

という決めゼリフ。

今回はそれほど多用されていませんというか、ほとんど出てきません。

 

けれど、半沢シリーズの大きな魅力である、痛快な逆転劇であったり、嫌な上司や同僚に臆せず正面からやり合って叩きのめすような…

 

そんな展開がテンポ良く最後まで続きます

とにかく読んでいて気持ちが良い。

そして、面白い。

 

是非、半沢直樹のドラマが好きな方。

ドラマでなく、小説を読んだ方。

どちらもよく知らないけど、興味がある方。

皆さんに読んで頂きたいです。

 

前述した通り、1,2巻に比べると勘定科目等の専門用語があまり出てこないので圧倒的に読みやすい(理解しやすい)ので、オススメです。

 

ドラマ化しないのかなぁ…?

 

 

 

さてさて、実は半沢直樹シリーズはもう一冊、「銀翼のイカロス」というロスジェネの逆襲の続編も発売されています。

 

ロスジェネも逆襲を読み終わり、そのままの勢いで買ってしまいましたので、そちらも読んで気が向いたら紹介しようかな、と思います。

 

以上です。

では次回。

 

 

ロスジェネの逆襲 (文春文庫)

ロスジェネの逆襲 (文春文庫)

 

 

 

オレたちバブル入行組 (文春文庫)

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オレたち花のバブル組 (文春文庫)

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銀翼のイカロス

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第11回 モウリーニョの流儀

こんばんは。

年が明けました。

今年もよろしくお願いいたします。

 

さて、新年一回目の更新。

今回は今までとは少し紹介するものの傾向が違うものです。

片野道郎さん著、「モウリーニョの流儀」のご紹介となります。

モウリーニョの流儀

 

私、実はサッカー観戦が趣味でして。

ということはもちろん好きなチームであったり、好きな監督がいるわけです。

私の好きな、応援しているチームはスペインの名門「レアル・マドリー

先日、クラブワールドカップで日本のクラブ、鹿島アントラーズと熱戦を繰り広げたクラブです。

 

今回紹介する本はタイトルの通り、モウリーニョというサッカー監督に焦点を照らし合わせた本なのですが、この監督、数年前(12-13シーズン)まで私の好きなマドリーの監督をしていた人物なんです。

 

とはいっても、この本の内容はマドリーの監督に就任する前の、インテル時代のこと…更に言えば、インテル就任1年目のモウについて書かれています。

つまり08-09シーズンですね。

少し前に発売されたものではありますが、たまたま書店で目に付いたので購入しました。

以前から読みたいと思ってはいたのでちょうどよかったかも。

 

さて、では本についてです。

 

この本の筆者がイタリア在住の日本人記者ということもあり、当時の会見等でのモウリーニョの発言や態度、インテルの試合内容、選手たちとモウ本人との関係が色濃く、詳細に書かれていて、読みながら当時の細かい様子まで知ることができました。

 

また、既に知っていたことではありますが、

モウという監督が一体どんな監督で、どんなスタンスで選手や記者、他チームの監督たちと接するのかを今まで以上に鮮明に知ることができたと思います。

 

モウには興味なくとも、サッカーが好きな方なら読んでいるだけで楽しい内容だったかなと感じました。

前述したとおり、この本は当時のインタビューや記者会見での受け答えが丁寧に書かれているので、そこが一番読み応えのあるポイントかな、と思います。

 

現在は新品でなくとも中古で安く入手することもできますので、興味のある方はぜひ読んでみて下さい。

 

では次回。

 

モウリーニョの流儀

モウリーニョの流儀