ども。
皆さんはクラウドストレージを活用していらっしゃるでしょうか。
近頃はOSの基本機能として組み込まれていることもあるため、知らないうちにクラウドを利用している方も少なくありません。
上手く使えばハードを問わずどこからでも簡単にデータにアクセス・利用できるのでとても便利です。
ただ、どのクラウドも容量があり、一定量を上回ると月額課金をする必要が生じてきます。
そこまでヘビーに使っておらず、月数百円程度なら特段問題はないかもしれません。
でも学生さんからしたら100円程度でも地味に痛いですし、膨大なデータ量なら数千円/月かかるケースもあります。
今回は、音声ファイルに限りファイルを無制限にアップロード→利用できる「YouTube Music」について簡単に紹介できればと思います。
YouTube Musicとは
おそらく、聞いたことはあるでしょう。
SpotifyやApple Musicなどサブスク音楽サービスの、YouTube版……もっと言えば、Google版です。
前身はGoogle Play Musicでしたが、YouTube Premium提供に伴いYouTube Musicに移行された感じです。
YouTube Premium会員は、YouTube Music Premium会員でもあるって感じですね。もちろん、Musicのみ会員になることもできます。その方が安いです。
- YouTube Premiumは月額1,180円
- Music Premiumは月額980円
となっています。
※いずれもWeb・Androidからの加入額。iPhoneからだと割高なので注意。Webを経由しよう。
普通に使う分には無料だと話にならない
さてそんなYouTube Musicですが、普通に使う分だと無料では到底使い物になりません。
普通のYouTube同様バックグラウンド再生はできませんし、広告も挟まります。量もえぐいです。ダウンロード(オフライン再生)もできません。
ただし、YouTubeのサービスの一部なのでMVが見れたり、Spotify無料版と違って好きな曲を好きな順番で聴けたりするっていうメリットもあるっちゃあります。
バックグラウンド再生できないのは致命的
とはいえ、バックグラウンド再生できないのは"音楽アプリ"としては致命的でしょう。画面オフしても再生が停まるので、無料運用するには常にYouTube Musicの画面を点けたままにする必要があります。(テクニックはあるけどね)
ので、課金してるユーザー以外が使っているって話はあまり聞きません。実際、私も使っていません。
実は容量無制限クラウドとして使える
そんなYouTube Musicですが、実はあまり知られていないアップロード機能があります。
というのも、自分で音楽ファイルをYouTube Musicのアカウントへアップロードしておけば、どこでもそのファイルを再生できるというもの。
無料なのに容量無制限!バックグラウンド再生もOK
しかも、無料会員でも容量無制限。
かつバックグラウンド再生やそのファイルのダウンロード(オフライン再生)等もできます。
自身でアップロードしたもののみなら広告も流れません。
(もちろん音楽ファイルのみに限ります)
サブスク配信されてない曲を聴くのに大活躍
今でこそサブスクリプション型の音楽配信サービスがかなり浸透してきているので、CDなどから音楽をPCに取り込む機会は減っているかもしれません。
以前買い集めていた曲が配信されていれば、わざわざパソコンで曲を聴いたり、そのファイルをスマホ等に入れておくのは面倒です。
音質は多分に劣るものの、利便性を考えればSpotify等で聴くというのは十二分に理解できます。
じゃあどんな時に使うの?便利な使用例
中にはサブスク解禁をしていないアーティストもいらっしゃいます。また、ゲームのサントラや物凄くマニアックな曲だとか、自分で作曲したものだとか、ラジオなんかを録音したデータとか色々あるかもしれません。
言ってしまえば、音声ファイルであればOKです。
しかもファイル形式も
と主要なファイル形式を手広くカバー。
一見ALACは対応していないっぽいんですけど、調べてみたところなにやらM4A扱いでアップロードできるらしい。
参考:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10240614605
WAVはできないものの、ロスレスやハイレゾ音源も利用できるのはかなりメリットデカいんじゃないでしょうか。
もうすっかり音楽をスマホ本体に取り込む作業を億劫に感じる方もいらっしゃるでしょう。
そういった方にこの機能は最適です。パソコンでちょっとアップロードする作業を行えばそれでOKなので。
そういった楽曲などをYouTube Musicの自分専用ライブラリにアップロードしておけば、いつでもどこでも回線さえあれば自由に聴くことができます。
無料会員でOKです。簡単に聴けます。
使い方も簡単
使い方がめちゃ簡単なのも魅力の一つ。
スマホアプリからアップロードができるほか、
PCからだったらこのページにログイン↓
そしたら、画面上にフォルダごとドラッグ&ドロップでアップロードできます。
もしくは右上のアカウントボタン→「音楽をアップロード」ボタンクリックでもOK。
ただし個人のGoogleアカウントのみ
YouTubeにはチャンネルアカウントやらブランドアカウントやら、種類があります。
今回紹介した機能は、個人のGoogleアカウント、つまり、そのGoogleアカウントそのものでなければ使えません。
サブチャンネルとかでは利用できないのでご注意ください。
右上のアカウントボタンを押したとき、おそらく一番上に表示されてるアカウントですね。
ブランドチャンネルとかだとアップロードができません。
実は昔からあった機能
ちなみにこの機能自体は前身のGoogle Play Music時代からあったんですよね。使ったことないけど。
著作権はどうなる?
ただこれ、著作権絡みとかは大丈夫なんですかね?
と、思ってこの機能を知った時に自分なりに軽くリサーチしました。
調べたところでは基本的には私的利用の範囲内らしい……ので、問題はないと思うんですが……もし不安だったり、良心の呵責を覚えるのならやめておきましょう。
ちなみにApple Musicにも同等機能があります
ちなみにApple Musicにも同等機能があります。
その名も「iCloudミュージックライブラリ」というもの。
ただし、同サービスは前提条件としてApple Music会員である必要があります。
月額1,080円なので、そこそこの有料サービスです。
Apple Musicを普通に使うのであればおまけ機能としてとても魅力的ですが、バックアップお目当てならお金がもったいないのでYouTube Musicにしときましょう。
ツールをうまく活用・使い分けよう
ということで、今回はYouTube Musicの音楽をアップロード機能について紹介してきました。
自分がCDなんかから今までに取り込んできた数多もの音楽を、クラウド上にアップロードできます。
YouTube Musicが使えれば、端末を問わず再生できるのでぜひ活用してみてくださいね。
無料なので、SpotifyやApple Musicユーザーでも使えます。
ただし、ダウンロードせずに利用すると当然再生する度に通信量(いわゆるギガ)を消費するので注意してくださいね!
ぜひお試しあれ。
今回も最後まで読んでくださりありがとうございました。
ではまた次回。