ども。
今回は私が大好きな「ゆいかおり」について語ります。ちょっとだけだけど。
最近久しぶりにStarlight Link代々木公演の動画を見て「あぁ、やっぱゆいかおりって良いな……」としみじみしてしまったもので。
ざっくり簡単に紹介というか、どんなユニットだったのか、そしてその魅力をお伝えできればと思います。
- 「小倉唯」と「石原夏織」の「ゆいかおり」
- 小倉唯の魅力が最大限に活かされる「場」だった
- 不仲説は悪質なデマである
- ライブが楽しい
- 個人的におススメしたいゆいかおりの楽曲+ソロ
- 「2人揃えばゆいかおり」 - ゆいかおりの実最終回より
「小倉唯」と「石原夏織」の「ゆいかおり」
ゆいかおり、名前だけはご存知の方も多いはず。
その名の通り小倉「唯」と石原「夏織」の2人ユニットです。
特徴はただのボーカルユニットではなく「ダンスユニット」であるということ。
歌に合わせて軽い振り付けがあるというわけではなく、歌い・踊ります。
自主的に組んだユニット
一般的にユニットなどは事務所の意向などで組まれるもの。
ですがゆいかおりは2人が自主的に組んだユニットです。
ここはぜひ頭に留めてほしいところ。
ニヒエヘから続く息ピッタリなシンクロダンス
2人のダンスは、常に息がピッタリです。
寸分の狂いもないんじゃないかってくらい、2人を重ね合わせたらほとんどズレてないんじゃないかってくらい、タイミングを含めピッタリのシンクロ率が超高いダンスを披露してくれます。
ゆいかおりは2009年にメジャーデビューを果たしています。活動休止まで、7年半共に歩んできました。
更に言えば、2人はスタイルキューブ時代・2008年9月頃から「ニヒエヘ」という名前で非公認ユニットとして活動していました。
つまり、前身のニヒエヘ時代を含めればかれこれ8年半もの間ユニット活動をしてきたということになります。
しかも当時は唯ちゃんが13歳、キャリさんは16歳。若かりし頃からずっと2人で一緒に活動をしてきたわけです。
一朝一夕で築くことができるダンスではないということが分かります。
一度、2人がダンスしている動画を見てみて欲しいです。
動き出しのタイミングから腕や足の動きまで、全てが揃っていることが良く分かると思います。まさにシンクロ。双子ダンスと形容されるのも納得ですね。
ダンスMVなんだから当たり前、という方もいるかもしれないのでライブ動画も張っておきます。
この曲は前半ダンスの振りが分かれているけど、特に3:00~、3:20~あたりが同じ振りで分かりやすいかな。
ライブでも、2人の息はピッタリ。シンクロダンスを披露してくれます。
ダンスについて詳しいわけではないですし、アイドルも坂道グループぐらいしか知りませんが、少なくとも声優や坂道でここまでピッタリのダンスを披露しているユニットは無いと思います。……たぶん。あったらごめんなさい。
小倉唯の魅力が最大限に活かされる「場」だった
今や、小倉唯・石原夏織共に人気声優および人気アーティストとしてそれぞれ道を歩んでいます。
特に唯ちゃんは、ゆいかおり時代から高い人気を保持しており、その愛らしいルックスと可愛らしい声質でファンを虜にしてきました。
当時から単独で様々な番組・特番・生放送・ラジオなどに出演する機会が多かった唯ちゃんですが、彼女が最も輝く場所はいつだって「ゆいかおり」でした。
唯ちゃんは結構ポンコツなところがあり、意識してかは知りませんがそれを外仕事では何となく隠しているきらいがあります。
ポンコツというと石原夏織のイメージが強いかもしれないし、事実その通りなんですが、「ゆいかおり」としての活動だと唯ちゃんの「実はポンコツな一面」が随所に現れます。
他番組などで唯ちゃんがちょっと変てこな部分を見せても、年上の人たちから「可愛いね~~~~」などのフォローをされて終わっちゃうんですよね。
いやまあ確かに可愛いし、それはそれで成立しているから何ら問題はないと思います。
でも、ちょっとポンコツな部分のある唯ちゃんを絶妙な立ち位置からフォローしていたキャリさんは本当に「お姉さん」で、まさに「双子姉妹」なユニットだよなと思うわけです。
もちろんキャリさんが何かしでかしたら、今度は唯ちゃんがしっかりとフォローしてましたし。基本的にはこっちのが多かったですが…。
(そのフォローやイジり方が激しかったから勘違いされがちだったってのはあるかも)
キャリさんが緩衝材になっていた
唯ちゃんは、年を重ねつつある今でも割とグイグイと行くタイプです。
芯を持っていてセルフプロデュースに長けていて、定めた方向へしっかりと突き進めるタイプです。
悪く表現すれば、我が強いタイプでしょうか。
これ、唯ちゃんの良いところなんですけど、ソロ活動のみになってから反感や違和感を覚える方も少なくないかもしれません。
我がままのように感じてしまう方もいるかもですね。
ゆいかおりの時から唯ちゃんはこういうタイプで、どちらかというとゆいかおりをリードする役回りでした。
キャリさんはそれを微笑んだり笑いながら、一歩後ろから付いていくみたいな、そんなイメージ。やっぱ姉妹じゃん。
つまるところ、受け取る人によっては角が立っているように感じてしまいかねない小倉唯を、石原夏織という存在が緩衝材となり、絶妙なバランスを保っていたんです。
唯ちゃんが何を言ってもキャリさんがいることで「成立」する。
キャリさんに対してマウントとも取れる発言があっても、本人は悪感情を一切感じさせない明るいリアクションを見せていたので何ら問題ありませんでした。(たまにキャリさんファンは苛立ってたけど)
むしろ、ゆいかおりの微笑ましいやり取りに昇華させていたように思えます。多くのゆいかおりファンは、そう感じていたことでしょう。
ネタ動画として、ゆいかおり不仲説みたいなファンメイドの切り抜き動画もあるくらいですから。
逆にキャリさんは控えめなところがあるので、基本唯ちゃんがグイグイ引っ張りつつ、キャリさんが絶妙なバランス感覚で(意識してか無意識かは分かりませんが)結果的に見事に方向を修正したりと、ゆいかおりは本当に凄いユニットだったな。
関係が長いこともあって、互いが互いを支え合うことが、深く考えずとも2人なら自然とできていたんだと思います。
不仲説は悪質なデマである
ある程度の期間活動しているユニットにどうしてもつきものの不仲説。
では、散々不仲だといわれ続けてきたゆいかおりは、実際どうなんでしょうか。
不仲だとされる要因は下記のようなものがありました。
真相は不明なファンらの勝手な妄想・憶測も含んでいます。
- 日高里菜とちゃんゆいちゃんりなと呼び合うほど仲が良い
- 声優・アーティストとしての実績の差から見下し(され)ている
- ブログなどでプライベートな交流について発信が少なかった
- 先述した唯ちゃんの性向から勝手にファンが憶測している
- 唯ちゃんがキャリさんのことをにらんでいた
といったもの。
でも、不仲説は本当にゆいかおりが好きで、ある程度活動やラジオ、ブログなんかを追いかけている人からすれば「有り得ない」と断言できるレベルの悪質なデマです。
まず大前提として、本記事の冒頭でお伝えした通りゆいかおりは2人が自主的に結成したユニットです。
そして7年半もの間、ニヒエヘを含めれば8年半、活動を続けてきました。
結果的に現在活動休止にはなっているものの、不仲ならこんな長期間活動が続いているはずがありません。
そして、2人のラジオやブログをチェックしていれば、随所から2人の本当の仲の良さというか、良好な関係性が見えてくるはずなんです。
長年2人で一緒に活動を続けているうちに、友達ではなく家族のような関係性を築き、良い意味で「あまり気を使わない」状態になったんでしょう。
実際、ラジオでお互いあまり気を使わない関係だと言っていた……と思います。確かね。
事実、活動休止直後の7月半ば、キャリさんはこんなブログを投稿しています。
仕事の後、唯ちゃんと2人でシュラスコを食べに行ったというお話。
「火消しじゃないの?」という野暮ったい人もいるかもしれませんが、
- キャリさんがずっと行きたいと言っていたのを唯ちゃんが覚えていた
- 1度も止まることのないマシンガントーク
などなど、随所から2人の良好な関係性が見えてきますね。
次の月もイベントで同席して誕生日を一緒に祝われたり、更にその次月にもランチ→毎年恒例のプレゼントをお互いに買っていたり。
この時点で不仲とは思えませんが、プレゼントはお揃いの口紅を買ったらしいです。
2015、2016年には2年連続でペアリングを買っていたりと、そもそもこのエピソード1つで不仲説を一蹴できる気すらします。
ゆいかおりは不仲だから活動を休止したという意見もあるかもしれません。
が、本当に険悪な関係性であれば、いくら火消し目的とはいえどこんなに頻繁に会う必要はないでしょう。
そして、キャリさんは昨年こんなツイートを投稿しています。
ゆいかおり10周年✨今でも沢山のファンの皆さんにお祝いしていただけて幸せです☺️💓2020年はツアーの幕間映像でもお願いしたけど、皆さんが健康でいてくれますように✨いつまでも一緒に歩んでいけたらいいな☺️💕夏織
— 石原夏織 STAFF (@kaori_staff_) 2020年5月12日
先述した通り、2人はもはや「友達」としての仲の良さを通り越し「家族・身内」的な落ち着いた関係性なんじゃないかな、と思います。
形は違えど、良好な関係性であることに疑う余地はありません。
ライブが楽しい
ゆいかおりはライブも大きな魅力。本当にメチャクチャ楽しいです。
「ファンを楽しませる」演出が見事で、幕間も含めて本当に楽しいのでおすすめ。
当時は唯ちゃんのソロ曲コーナーもあったので、一粒で二度美味しいって感じだったな。
もうその機会はないでしょうけど……。
ちなみにStarlight Link代々木公演のBlu-rayのどこかで私が映り込んでいるので、探してみてね(どうでもいい)。
個人的におススメしたいゆいかおりの楽曲+ソロ
最後にゆいかおりでおすすめの曲を紹介……というか列挙します。
主要なサブスクで聴くことができないので気軽に聞いてみて!とは言えないのですが……。
Short版ならつべで聞けるので、というか埋め込んでおくので、聴いてみて下さい。
元気をもらえる応援ソング「君のYELL」
ゆいかおり屈指のダンスチューン「NEO SIGNALIFE」
アップテンポなシンセサウンドが刺さる「星降る夜のハッピーリンク」
かけ合いが可愛らしい「倍速∞ラブストレート」
どっちもかけ合いパートまで収録されてない……w
ゆいかおりの代表曲、Ring Ring Rainbow!!
他にも恋のオーバーテイクやらOur Steady Boyやらウェィカッ!!やらB Ambitious!やらmarbleやらShooting☆Smileやら何やらまだまだたくさんあるんですが厳選してこれくらいにしといた。
ぶっちゃけ全部いい曲です。
「2人揃えばゆいかおり」 - ゆいかおりの実最終回より
ご存知の通り、ゆいかおりは2017年6月30日をもって活動休止しました。
もう活動休止して4年が経った、ということになります。早い。
活動休止という体を取ってはいるものの、レーベル・事務所絡みを考えると、実質的な終了状態です。
でも、当時放送されていた「ゆいかおりの実」というラジオの最終回。
2人は「活動休止しても2人揃えばゆいかおり」だという言葉を発信しました。
だから、それぞれのファン同士がやっかみあう必要はないんです。
当時、活動休止の原因は何なのか、ブログから推測したり色々ありました。今でもあります。
でも、2人はいつまでもゆいかおりです。
不仲説も散々囁かれていましたが、未だに2人は親交を持っていることを、どちらか一方のファンであれば知っているはずです。
もちろん今でもめちゃくちゃ仲が良いかどうかは分かりません。
それでも、決して不仲で険悪な関係性ではないということは頭に留めておいて欲しいなぁ……と思います。
久しぶりにゆいかおりのライブ映像を見て、楽曲を聴いて、こんな記事を書きたくなってしまいました。
長々と失礼いたしました。
今はゆいかおりとしての活動はありませんが、お2人ともソロで大変ご活躍されていらっしゃいます。
少しでも興味がある方は、小倉唯および石原夏織の声優業およびソロアーティスト活動を応援してくださると嬉しいです。
今回も最後まで読んで下さってありがとうございました。
また次回もブログを開いて頂けると嬉しいです。
では次回。