どもども。
本日はこちらの作品。
「相沢沙呼・はま(原作・漫画)」コンビで「現代魔女の就職事情」です。
全5巻で完結済
あらすじ的紹介
「魔女」という存在が、それほど珍しくない世界。
魔女修行としてとある町にやってきた(行かされた)玉城禰子。
魔女修行とは言っていますが、要するに無職。
現地で、自分の力でどうにかして生活をしていかねばなりません。
一体、どうするのでしょうか…。
ざっくり内容
魔女として、何でも屋的、万事屋的なことを始めた玉城禰子が、
近隣住民や学校の生徒の悩み・不思議な出来事を解決していう様子が描かれています。
その過程で友達ができたり、よくわからない悪魔に出会っていく…。
そんなお話。
「就職事情」というタイトルは、物語のキーワード
タイトルに「就職事情」とあるように、物語後半では「将来の夢」と「就職(現実)」のギャップや、重くのしかかるプレッシャーが描かれています。
ただひたすらに、真っ直ぐ夢を目指す子。
とても強い夢があるけど、どうにもできない事情で諦めざるを得ない子
なんとなく道は定まっているけど、空回りしてしまう子
周りはうまいこと就活成功させているのに、なかなか内定がもらえない子
そんな、「就職」や「自分の夢」等々、将来に対するキャラクター1人1人の思いや葛藤が色濃く描かれている作品です。
メインの3人を超簡単に紹介
超簡単に、ざっくりとではありますが、主人公を含め、主要なキャラクター3人を紹介します。
主人公:玉城禰子
この漫画の主人公の魔女。
最初は女子高生に憧れていて、魔女修行にイマイチ乗り気になれない様子が描写されています。
しかし、話が進むにつれ魔女として、大切なこと、自分の思いを見つめなおし、
「魔女」として自分が何をできるのか、するべきなのか。
そんな自覚が芽生え、成長していく過程を見せてくれる女の子です。
中島菊花
空を飛ぶパイロットに憧れ、目指している15歳の女子高生。
しかし、身長が低いために少し諦めかけています。
物語冒頭、主人公が困っているところを助けたことがきっかけで、仲良くなりました。
水峯弥生
神社の娘で、巫女さんをしている
菊花の友達で、その繋がりで主人公とも交友を持つようになりました。
あまり口数が多くないが、物語の過程で起きるとある出来事から、主人公と一気に打ち解けることに。
とても料理が上手く、料理ができない禰子に度々料理を振る舞っている。
この漫画で特筆するポイント
イラストを見ればわかるように、かなり絵が綺麗です。
人物だけでなく、背景等もしっかり描き込まれていて、世界観がはっきりと伝わってきます。
また、原作は小説家の相沢沙呼さんということもあり、ストーリーそのものも魅力の1つです。しっかりと、5巻で綺麗に締めてくれています。
まとめ
正直絵に惹かれたのがきっかけだったこの作品。
読んでみて良かったと心から思える作品でした。
特に、物語中盤~終盤に描かれる弥生とのすれ違い~仲直りの描写は、そこだけでも読んでよかったと思わせてくれるくらい心に響きました。
若干ですが軽い百合的な要素もあるかもしれません。
絵も綺麗ですし、キャラがかわいいなーと思ったら読んでみる、そんな軽い気持ちで読み始めてもいいと思います。
完結済というのも魅力かも。
今回はこの辺で。
記事の構成が毎回ビミョーに違いますがご了承ください…。
では次回。